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最も簡単なプログラム

さて、いよいよ実際にC++を使ったプログラミングを行います。といっても、最初から複雑なものを作れるはずがありませんから、まずはしっかり基礎固めから行いたいと思います。

ところで、この入門講座で扱うのは、Windowsで動くプログラムではあるのですが、ウィンドウが開いて、メニューやボタンなどをマウスで操作するいわゆるGUIプログラムではありません。もっと地味な、文字でデータを入力し、文字でデータを出力する、いわゆるCUIプログラムです。なぜCUIかというと、プログラミングの基本はCUIだからです。GUIプログラムを作ろうとすると、C++の本質とは離れたことをたくさん覚えなければなりません。そうなると、実際に動くものを作れるようになる前に挫折してしまうでしょうし、逆に、最初から簡単に作れてしまうようなツールに頼ってしまうと、本当の実力が身に付きません。

CUIプログラムを実行するには、「コマンドプロンプト」というWindowsに付属のソフトウェアを使用します。「コマンドプロンプト」で、例えばprogram.exeというプログラムを実行したいのであれば、キーボードから「program」と入力して実行させることになります。そして、プログラムが実行すると、「コマンドプロンプト」の画面に、いろいろな文字データが表示されるのです。

それでは、「コマンドプロンプト」を実際に起動してみましょう。MinGWのインストールは済んでいますか?まだの方は、「MinGWを使おう!」のページを参考に、今すぐインストールしてください。インストールが済んでいる場合は、エクスプローラで C:\mingw というフォルダを開いてみてください。 mingw.bat というファイルが見つかると思います。 mingw.bat が見つからない方は、エクスプローラの「ツール」>「フォルダオプション」で、「表示」タブを選択し、「詳細設定」の中の「登録されている拡張子は表示しない」のところのチェックを外してから、もう一度試してみてください。

図2

図2のようなウィンドウが現れましたか?現れなければ、インストールがうまくいっていないか何かの理由だと思いますので、もう一度よく調べてみてください。

そして、最も簡単なプログラムを作ってみます。エクスプローラで C:\mingw のフォルダを開いていると思いますので、そこにテキスト ドキュメントを新規作成してください。ファイル名は、foo.cpp とでもしましょう。そして、テキストエディタを使って、foo.cpp を開いてみてください。新規作成したばかりなので、何も内容がないファイルになっていると思います。そこに、次の内容を書いて、ファイルを上書き保存してください。

int main()
{
  return 0;
}

このとき、文字はすべて半角で入力してください。そして、ファイルの一番最後の { の後は、必ず改行してください。

ファイルが上書き保存できたら、今度はコマンドプロンプトで、

C:\mingw> g++ foo.cpp

と入力し、Enterを押してください。特に何もメッセージが出ず、再び C:\mingw という文字が現れて、カーソルが点滅していれば、無事コンパイルが終了しています。何らかのエラーメッセージが出た場合は、先ほどの foo.cpp の入力が間違っている可能性がありますので、再度テキストエディタでファイルを開いて、内容を確認してみてください。

ここで、g++ というのが、コンパイラを動かすためのプログラム名です。コンパイラを使って、コンパイル(= コンピュータが理解できる形式への翻訳)を行うわけです。実は、MinGW というのは、コンパイラそのものの名前ではありません。詳しい話はここではしませんが、MinGW で使用するコンパイラは GCC (GNU Compiler Collection)というものです。GCC は、C言語やC++のほかに、JavaやFORTEANやAdaなどのプログラミング言語をサポートしているのですが、そのうち、C++用のコンパイラを使うときに g++ というプログラム名を使うわけです。ちなみに、C言語用のコンパイラが gcc です。

無事コンパイルが終了したら、エクスプローラで、foo.cpp と同じフォルダに a.exe というファイルができていることを確認してみてください。a.exe が見つかれば、今度はそれを実行してみましょう。ここで、プログラムを実行するからといって、a.exe をダブルクリックしてはいけません。と言いたいところですが、試しに一度ダブルクリックしてみましょう。どうなりましたか?一瞬だけ黒いウィンドウが現れて、すぐに閉じてしまったのではないでしょうか。このとき一瞬現れたのは、実はコマンドプロンプトなのです。a.exe はコマンドプロンプトから実行しないといけないプログラムですが、そうせずにダブルクリックしてしまうと、a.exe を実行するためだけにコマンドプロンプトが起動して、a.exe が終了すると同時に、コマンドプロンプトも閉じてしまうのです。

今度はきちんとコマンドプロンプトから実行してみましょう。コマンドプロンプトから、

C:\mingw> a

と入力して、Enterを押してください。もうお気づきの方もおられるかも知れませんが、コマンドプロンプトからプログラムを実行するときは、拡張子の .exe を省略することができます。ですから、単に「a」と入力しただけで、a.exe が実行されるのです。もちろん、「a.exe」とフルネームで入力してもかまいません。

さて、プログラムは実行されましたか?何も起こりませんでしたか?それはそうです。今回作成したプログラムは「最も簡単なプログラム」で、それは何かというと、開始して、すぐに終了するプログラムだからです。けれども、そんなプログラムでも、きちんとコンパイルができて、実行することができましたね。この部分をしっかり押さえていないと、複雑なプログラムを書いてから、コンパイルしようとしてうまくいかなかったり、実行しようとしてうまくいかなかった場合に、自分が書いたプログラムが悪いのか、環境の設定が悪いのか、原因がつかめなくなってしまいます。今回のプログラムがコンパイルできて、実行できたことで、環境に問題がないことが確認できました。ですから、後はプログラムの内容にじっくり専念できるわけです。

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