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処理系 (implementation)

 C++プログラムを翻訳および実行するための環境。具体的には、コンパイラリンカライブラリオペレーティングシステムなどがこれにあたる。
 処理系には、大きく分けて、自立処理系依存処理系がある。

自立処理系 (freestanding implementation)

 オペレーティングシステムの支援なしにプログラムが稼動する処理系JIS X3014 では、"freestanding implementation" と "freestanding environment" の両方に「自立処理系」という訳語を当てている。
 μITRONOSEK/VDX のような埋め込み*1用途の比較的小規模なオペレーティングシステムの場合、オペレーティングシステムの支援を受けてプログラムが稼動するものの、自立処理系とみなす方が現実的である。

 自立処理系では、main 関数が必要かどうかは処理系定義であり、プログラムの開始と終了もまた処理系定義となる。プログラムの開始では少なくとも非局所オブジェクトの初期化が行われ、プログラムの終了では少なくとも静的記憶域期間のオブジェクトの解体が行われる。

 また、自立処理系が提供するヘッダ群は処理系定義であるが、少なくとも以下のものは含まれている。

 なお、<cstdlib>ヘッダには、少なくとも abort 関数, atexit 関数, および exit 関数の宣言が含まれているだけであり、それ以外は処理系定義である。

依存処理系 (hosted implementation)

 オペレーティングシステムの支援のもとでプログラムが稼動する処理系。依存処理系では、規格が規定するすべてのライブラリがサポートされる。
 特に明示しなければ、普通は依存処理系のことを指す。ただし、埋め込み用途では自立処理系の方が一般的である。


*1 いわゆる「組み込み (embedded)」のこと

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Last-modified: Thu, 24 Nov 2005 13:01:16 JST (4381d)
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